« 死神の精度 | トップページ | トラックバック »

明日への遺言

明日への遺言    試写会行ってきた。


場所はららぽーと豊洲
ここの劇場はいいです。
席がゆったりしていてあまり疲れないところがいいです。
売店のピザ(アンチョビおすすめです)がまた美味しいのです。


この作品、原作は大岡昇平です。
小学生のころ 野火 を読んで以来遠藤周作の海と毒薬に並んで
私が戦争に興味と関心を植え込んだ作品です。
この映画が上映されると知るまでかつてよんだ大岡氏の作品を忘れていました。
去年の夏ごろに 明日への遺言 の存在を知り、この上映がくるのを心待ちにしていました。
しかし、戦犯裁判というものをどのように映像化するんだろうか?
かつてあった 東京裁判 のように記録映画としてたんたんとながすのだろうか?
色んな思いで試写会にのぞみました。


題名も出てこず
竹野内豊のナレーションでかつて行われた各地の無差別爆撃の当時の映像が流れます。
第二次世界大戦
日中戦争
太平洋戦争へと悪化していくなかで
東京大空襲
名古屋大空襲
原爆投下
いままで何度も何度もみた映像ではあるけれど
実際ののフィルムを映画館のスクリーンではじめてみる衝撃。


悲しいです
虚しいです
虚空感
どんな表現もみあたりませんでした。
ただ涙がながれました。

その流れのなかで裁判がはじまります。
東海軍によるアメリカ兵を斬首したことを裁く裁判です。
岡田の証言は裁判長・検事・弁護士・部下・身内
聞くすべての人に影響を与えます。
上官である自分の責任。
行動・言動すべてがその責任をはたさんばかり
全責任を自分が背負い人生を全うする。
その意思の強さが心を打ちます。

終始涙がとまりませんでした。
はじめから最後まで法廷とスガモプリズンでの場面しかありません。
派手な爆撃音やシーンなどはありません。
出演者も少ないです。
出演していていても限定された人物しかセリフもありません。
でも裁判の様子をききいる人たちの表情。
雰囲気。
素晴らしいです。
地味ながらもキャストもすばらしいです。
リチャード・ニール
ロバート・レッサー
フレッド・マックイーン  かれはスティーブ・マックイーンの息子さんです。面影あるんです!
藤田まこと
富司純子
その他ちょいですが有名どころの役者さんが証言者として登場します。

明日への
未来への遺言がたくさん描かれています。
母べえ も戦争の悲惨さを描いた映画ではありますが
それとはちがう視点からのこの作品。
いろんな世代の人に観てもらって考えて欲しいです。
心のなかに精神に深く入りこんでくる作品です。


ただ残念だったのは
ナレーションがちょっとたどたどしかったかな?ということ。
なんでだ。。。
あれでOKだったのか。。。
疑問です。

勝手に採点     ★★★★☆(-1なのはやっぱりナレーションショックです・・・)

|

« 死神の精度 | トップページ | トラックバック »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/213422/40192556

この記事へのトラックバック一覧です: 明日への遺言:

» 明日への遺言 [アートの片隅で]
「明日への遺言」のブロガー試写会に行って来ました。 会場は、ユナイテッドシネマ豊洲です。 やはり映画館で観れるのは、良いですねぇ(^o^) それにしても、観客が少ない、、、、以前にここでのブロガー試写会は満員だったのに、、、 どういうことなのでしょう、、、、?そんなに応募が少なかったの、、、?当選しても来なかった人が多かったの、、、?まぁそんな人は今後招待しない方が良いですよね♪♪... [続きを読む]

受信: 2008年2月24日 (日) 11時40分

» ずっしり来ます「明日への遺言」 [夢を伝える紳士bobby`s☆hiroのシネプラザ]
主演の藤田まことさん、 監督の井上監督が 昨年あたりから積極的に キャンペーンをしている 「明日への遺言」 いよいよ3月1日(土)公開です。 実は昨年に完成披露試写会で 早めに見せていただいてました。 当日はお二人の舞台挨拶もありましたが。 昨年公開された「陸に上った軍艦」同様に 見ておくべき作品として推薦します。 戦争うんぬんを深く追求するのではなく 人間の生き様というか ポリシーが感じ取られます。 「法戦」を戦い抜いた 岡田資中将の誇り高き生涯。 前半は、戦争の事柄や 難しい内容が続... [続きを読む]

受信: 2008年2月28日 (木) 21時19分

» 「 明日への遺言 (2008) 」 [MoonDreamWorks★Fc2]
【明日への遺言】2008年3月1日(土)公開 監督 ・ 脚本 : ... [続きを読む]

受信: 2008年3月 1日 (土) 13時17分

» [映画『明日への遺言』を観た] [『甘噛み^^ 天才バカ板!』]
☆私は、『硫黄島からの手紙』を見終えたとき、あのようなふんだんな資金で作った戦争大作洋画に対し、邦画の戦争を語る作品が勝つには「戦争法廷物」しかないと語っていたものだ。 すると、この『明日への遺言』と言う、かなりの傑作が生まれた。 もっとも、東京裁判での東條英機を描いた『プライド』と言う作品が、私の念頭にあったのかもしれない。 『明日への遺言』は傑作ゆえに、その完成度は高く、私が語る余地は少ない。      #     #     #     # アメリカの大物量の骨太なテーマの戦争物に勝... [続きを読む]

受信: 2008年3月 1日 (土) 18時12分

» 「明日への遺言」を見てきました! [団塊の広場(カメラ、旅行、趣味、日常)]
―藤田まことの好演は光るものの…― 亀さんは、映画「明日への遺言」を、全国ロードショー公開の初日の昨日(3月1日)、ワーナーマイカル浦和美園で見てきました。 この映画は、『雨あがる』などの、黒澤明門下の小泉堯史監督が、大岡昇平原作の「ながい旅」を映画化したもので、第二次大戦後にB級戦犯として絞首刑に処せられた元東海軍司令官・岡田資中将(藤田まこと)の横浜法廷(米国陸軍第8軍軍事委員会の軍事法廷)で... [続きを読む]

受信: 2008年3月 2日 (日) 00時34分

» 【2008-53】明日への遺言 [ダディャーナザン!ナズェミデルンディス!!]
人気ブログランキングの順位は? 第二次世界大戦後 米軍搭乗員処刑の罪で 東海軍司令長官・岡田資(たすく)中将は 戦犯裁判にかけられる 愛する人へ、遺したいものがある ... [続きを読む]

受信: 2008年3月12日 (水) 00時06分

« 死神の精度 | トップページ | トラックバック »